2015年02月24日
チャンミーグワー
道場文庫「チャンミーグワー」入手。
今や押しも押されもせぬ警察小説の第一人者であり、塚本先生のご友人でもある
今野敏(こんのびん)先生による空手小説の最新作。
首里手の大家である喜屋武朝徳(きゃん ちょうとく)の史実に基づく物語。
琉球新報に連載されていたものを書籍化したものだ。
喜屋武朝徳先生の過去記事→http://matsubayashiryutokai.hamazo.tv/e3103794.html
チャンの目(ミー)が小さい(グワー)から来てるアダ名だが、
小柄な身体に凄まじい空手の技を宿した人だったそうだ。
我が松林流開祖・初代宗家である長嶺将真先生は何を隠そう、喜屋武先生の直弟子なのだ。

首里手系譜を見てわかるように喜屋武先生からは多数の弟子が排出されており、
現存する流派も仲里先生→少林寺流、島袋先生→沖縄少林流と、まさに
多数の流派の源となっている。
長嶺初代宗家は、この喜屋武朝徳先生と、もう一方の本部朝基先生から
空手を教わったのだが、この二人は全くタイプが異なり、ガタイのいい本部先生
に対し、喜屋武先生は小柄で病弱だったことから空手に打ち込んだそうだ。
というわけで自分的にも喜屋武の方がシンパシーを感じる(笑)。
そして作者である今野敏先生も「空手道 今野塾」という組織を持たれており
首里手を独自に研究されている武道家でもある。
その今野先生が書かれている空手小説。
第一弾は松濤館流の開祖であり、本土への空手普及の貢献者・船越義珍を主人公
とした「義珍の拳」。
第二弾は前述の本部朝基が主人公の「武士猿(ブサーザールー)」。
どちらも面白く、空手史に明るければ間違いなくハマる内容。
ちなみに今野先生の自分史ドキュメンタリーとでも言うべき
「琉球空手、ばか一代」という本もあり、これもまた面白い。
というわけで、これから楽しみながらゆっくり読もうと思っている。
●Amazon:チャンミーグヮー
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%AE%E3%83%BC-%E4%BB%8A%E9%87%8E-%E6%95%8F/dp/4087715744
●Amazon:ブサーザールー
http://www.amazon.co.jp/%E6%AD%A6%E5%A3%AB%E7%8C%BF-%E9%9B%86%E8%8B%B1%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E4%BB%8A%E9%87%8E%E6%95%8F-ebook/dp/B00KQBTZJU/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1424706270&sr=8-1&keywords=%E3%83%96%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BC
●Amazon:義珍の拳
http://www.amazon.co.jp/%E7%BE%A9%E7%8F%8D%E3%81%AE%E6%8B%B3-%E9%9B%86%E8%8B%B1%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E4%BB%8A%E9%87%8E-%E6%95%8F/dp/4087464377/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1424706299&sr=8-1&keywords=%E7%BE%A9%E7%8F%8D%E3%81%AE%E6%8B%B3
●琉球空手、ばか一代
http://www.amazon.co.jp/%E7%90%89%E7%90%83%E7%A9%BA%E6%89%8B%E3%80%81%E3%81%B0%E3%81%8B%E4%B8%80%E4%BB%A3-%E9%9B%86%E8%8B%B1%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E4%BB%8A%E9%87%8E-%E6%95%8F/dp/4087462978/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1424706349&sr=8-1&keywords=%E7%90%89%E7%90%83%E7%A9%BA%E6%89%8B%E3%80%81%E3%81%B0%E3%81%8B%E4%B8%80%E4%BB%A3

今や押しも押されもせぬ警察小説の第一人者であり、塚本先生のご友人でもある
今野敏(こんのびん)先生による空手小説の最新作。
首里手の大家である喜屋武朝徳(きゃん ちょうとく)の史実に基づく物語。
琉球新報に連載されていたものを書籍化したものだ。
喜屋武朝徳先生の過去記事→http://matsubayashiryutokai.hamazo.tv/e3103794.html
チャンの目(ミー)が小さい(グワー)から来てるアダ名だが、
小柄な身体に凄まじい空手の技を宿した人だったそうだ。
我が松林流開祖・初代宗家である長嶺将真先生は何を隠そう、喜屋武先生の直弟子なのだ。

首里手系譜を見てわかるように喜屋武先生からは多数の弟子が排出されており、
現存する流派も仲里先生→少林寺流、島袋先生→沖縄少林流と、まさに
多数の流派の源となっている。
長嶺初代宗家は、この喜屋武朝徳先生と、もう一方の本部朝基先生から
空手を教わったのだが、この二人は全くタイプが異なり、ガタイのいい本部先生
に対し、喜屋武先生は小柄で病弱だったことから空手に打ち込んだそうだ。
というわけで自分的にも喜屋武の方がシンパシーを感じる(笑)。
そして作者である今野敏先生も「空手道 今野塾」という組織を持たれており
首里手を独自に研究されている武道家でもある。
その今野先生が書かれている空手小説。
第一弾は松濤館流の開祖であり、本土への空手普及の貢献者・船越義珍を主人公
とした「義珍の拳」。
第二弾は前述の本部朝基が主人公の「武士猿(ブサーザールー)」。
どちらも面白く、空手史に明るければ間違いなくハマる内容。
ちなみに今野先生の自分史ドキュメンタリーとでも言うべき
「琉球空手、ばか一代」という本もあり、これもまた面白い。
というわけで、これから楽しみながらゆっくり読もうと思っている。
●Amazon:チャンミーグヮー
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%AE%E3%83%BC-%E4%BB%8A%E9%87%8E-%E6%95%8F/dp/4087715744
●Amazon:ブサーザールー
http://www.amazon.co.jp/%E6%AD%A6%E5%A3%AB%E7%8C%BF-%E9%9B%86%E8%8B%B1%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E4%BB%8A%E9%87%8E%E6%95%8F-ebook/dp/B00KQBTZJU/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1424706270&sr=8-1&keywords=%E3%83%96%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BC
●Amazon:義珍の拳
http://www.amazon.co.jp/%E7%BE%A9%E7%8F%8D%E3%81%AE%E6%8B%B3-%E9%9B%86%E8%8B%B1%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E4%BB%8A%E9%87%8E-%E6%95%8F/dp/4087464377/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1424706299&sr=8-1&keywords=%E7%BE%A9%E7%8F%8D%E3%81%AE%E6%8B%B3
●琉球空手、ばか一代
http://www.amazon.co.jp/%E7%90%89%E7%90%83%E7%A9%BA%E6%89%8B%E3%80%81%E3%81%B0%E3%81%8B%E4%B8%80%E4%BB%A3-%E9%9B%86%E8%8B%B1%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E4%BB%8A%E9%87%8E-%E6%95%8F/dp/4087462978/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1424706349&sr=8-1&keywords=%E7%90%89%E7%90%83%E7%A9%BA%E6%89%8B%E3%80%81%E3%81%B0%E3%81%8B%E4%B8%80%E4%BB%A3

Posted by シュリ at 00:50│Comments(0)
│空手偉人伝