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2016年11月29日

うつ病と空手

チャゲ&飛鳥のASKAが再び覚せい剤で逮捕された。
薬漬けで壊れてしまった精神はもう元には戻らないのかもしれない。
彼もまた覚せい剤常習犯独特の孤立感みたいな鬱的・不安定な状態
から精神的に追い込まれ、再び手を出してしまったのだろうか。
しかしファンにはなんとも悲しく、やりきれない話だ。。


時に、うつ病予防には運動が最も有効な手段の一つとされている。

有酸素運動が中でもいいそうで、理想は週3回、1回に20分程度の
中強度の運動だそうだ。


うつ病はその発症の原因となるものは様々で一概には言えないが
40歳を過ぎたあたりから罹患する人が増えるという。
社会的地位や仕事の責任、家族問題、人間関係、その身に
のしかかってくる問題が徐々に色々な意味で重くなってくる年代でもあり、
同時に身体的にも疲れやすさ、だるさや倦怠感等で体がついてこないという
事を感じ始める、そんな交差点に立たされるのが40代という年代だろう。


そんな精神と身体のバランスがうまく保てず、それでも生きて
いかなければいけない中で、気づかないうちにストレスを受け続け
気づいたら「無気力」「頭痛」「心臓がばくばく」「食欲がない」
などの警告音を身体が出していた、なんてことはかなりある話。
そして悲しいかな大部分の人がこういった警告音をストレスとして
認識していない訳で、それも無視して動き続けていたら或る日突然倒れたとか、
突発性難聴で片耳が全く聞こえないとか、顔面麻痺で片側の顔が動かないとか
大きな病気になって入院を余儀なくされる、なんてことが事実自分の周りの人間に
実際に起きた出来事。


友達のスクールカウンセラー曰く、鬱にはいわゆる「武道」がとても適して
いるとのこと。話していた理由を以下に要約して箇条書きにする。

・筋肉を使った運動で発汗し疲労することがとても身体にも精神的にも良い
・気合い(大きな声)を出すことでの交感神経優位→リラックスへ
・散歩と同様に、形などのリズミカルな運動でセロトニン神経を活性化
・技などを覚えていく面白さが「満足感」「向上意欲(もっと知りたい)」を促す
・仲間、知り合いができることでの楽しさ


等があるそうだ。
思ったが、松林流はこれに加え「坐禅」を正課として毎回稽古で行っている。
これはもううつ病軽減予防に最適なのではないかと思える内容だ。

三島由紀夫は著書「荒野より」の中でこう記している。


スポーツは行うことに尽きる。身を起こし、動き、汗をかき。
力を尽くすことに尽きる。
運動の後のシャワーの味には、人生で一等必要なものが含まれている。
どんな権力を握っても、どんな放蕩を重ねても、このシャワーの味を知らない人は
人間の生きる喜びを本当に知ったとは言えないだろう。



子供の礼儀作法は別に家庭内の躾で十分可能だ。
空手を是非、子供の引きこもり防止・大人のうつ病予防
に役立ててもらいたい。

うつ病と空手



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