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2014年12月23日

出会いがあれば

先日は、毎年恒例「こども忘年会」。
市内のとあるビュッフェレストランにて。

文字通り少年部をメインとしたプチ忘年会。もう10回くらいは
やってるのではないだろうか。
うちの道場は、親子で稽古している門下生が今は5〜6組。
あまりここまで多く”親子で”稽古している道場もそうないと思う。
だからこども忘年会は少年部と、一緒に稽古する親御さん会員がメイン。
だが普通の(稽古していない)親御さんももちろん参加OK。

今回は送別会も兼ねていた。
もう数年もの間、一緒に稽古した「K輝」が親御さんの仕事の関係で海外へ行く事に。
暫く単身で行かれてたのだが、5年ほど駐在する事となり結果家族で海外に
住まれる事に決めたとの事。という訳でK輝の親御さんがご夫妻で見えられた。
そのご夫妻には本当に色々と道場に気を使って頂き、差し入れやお土産も
本当にたくさんして頂き、毎回平身低頭の思いだった。


もう慣れたと言っても過言ではないかもしれない。
道場で子供達に空手を教えていると必ず定期的に起きる「別れ」。
「塾に行く事になり・・」「受験でしばらく・・」「転勤で引っ越すので・・」
その理由は様々だが、やはり教えていた身にとっては一抹の寂しさががある。
空手の”か”の字も知らなかった”ガキンチョ”が、色々と教えていくうちに少しずつ
興味を持ち始め、やがて面白さを感じはじめ、目の色が変わっていく・・
そういう過程を見てるとヤリガイがあったし、指導者冥利に尽きる気持ちになる。
それでもそこは教育方針、家庭の諸事情にこちらが茶々を入れる権利も筋合いも
毛頭ない訳で、寂しい気持ちを抱えつつ「また来いよ」と頭をぐっと掴んで笑顔
でサヨナラをするのがいつもの儀礼だった。

うちの道場は塚本先生の方針でもあるのだが「完全に縁が切れる」のは避けたいし
「繋がっていた方が得になる」道場を目指している理由から、全ての道場を離れる
門下生には「休部」という形をとっている。
別に強制的にまた来いと言ってる訳ではなく、「いつでも気軽に顔を出せるように」
との配慮からくるもの。どうしても時間が経てば顔は出しづらくなるのはわかって
るし、完全に切れれば連絡だってとり辛くなる。休部なら時間が出来たり目的を
達成したりした時にまたやろうかなと思ってくれれば復帰も簡単だし敷居も低い。
何よりも時間が経ち思い出してくれた時に「いい道場だったな」「顔でも出そうかな」
と思ってくれればそれでいい訳で、それ以上でも以下でもない。

かくして今回のK輝も、ご家族で年2回ほど帰国するという事だったのでその時
にでもまた顔出してもらえればこちらも嬉しいし、元気でやってる事がわかるから
安心だ。


出会いがあれば別れもあるが、それは本当の別れではなく、生きてる限りは
「また来いよ」の”ひと時の別れ”に今後もしていくつもりである。


出会いがあれば




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