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2011年11月08日

実践番長・・・「本部朝基」

沖縄空手の歴史において、「実践」に最もこだわった人。
それが本部朝基(もとぶ ちょうき)です。

実践番長・・・「本部朝基」

本部朝基は、1870年琉球生まれ。
この方は、20代の若いうちから伝説的な強さを誇り、戦前に「最強空手家」と
呼ばれた空手の大家です。

今までに紹介した空手の大家はなんかみんな「最強」とか「やばいくらい強い」とか
言ってますが、それぐらいの人でなければ歴史に名は残らないって事ですね。
でもこの人の強さは、やっぱりハンパなかったようです。

前述したように、この人はどこまでも「実践」にこだわったようで、
西に強い人あれば、掛け試し(実践の試合)をお願いし、東に強い人あれば
掛け試しをお願いして・・・と、常に研究していたようです。
負けるとめちゃ悔しがり、朝まで寝ずにその組手を思い出しながら研究していたとか。

一部の空手人からはそんな本部に「野蛮だ」と批判的な声もあったようです。

ですが熱心な本部は、師匠である首里手の糸洲安恒や松村宗棍、泊手の松茂良興作(以前のブログ参照)につき、熱心にその技を磨いたそうです。


数ある武勇伝の中でも有名なのは、これじゃないでしょうか。
         ↓↓↓↓↓
大正11年(1922年)11月、たまたま遊びに出かけていた京都で、ボクシング対柔道の興行試合を目にして飛び入りで参戦し、相手の大柄ロシア人ボクサーを一撃のもとに倒す。当時52歳であった。この試合の模様が、日本出版史上、初めて百万部を突破したといわれる国民的雑誌『キング』(講談社)に掲載されると、本部朝基の武名と沖縄県発祥の武術・唐手の存在は、一躍全国に知られることになった
(wikipediaより抜粋)

すでにピークを越えている年齢にも関わらず、現役プロボクサーを一撃で沈めたそうですニコニコ

そんなお茶目な(笑)本部朝基。
我が宗家も本部先生に師事したので、その流れは松林流にも脈々と受け継がれています。
本部流という流派も現存しているようです。

実践番長・・・「本部朝基」
ナイハンチを演じる本部朝基先生・・・やっぱ強そう・・・




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この記事へのコメント
最強いい響きですねー。ただ今の世の中、武力で最強を目指すのは、いろいろ言われがち!フルコン空手やテレビの格闘技中継にもクレームつける人たちがいるからね。俺の場合技を鍛えながら、折れない心、精神力の最強を、目指したいと、思います!
Posted by 灘神影流 at 2011年11月09日 16:24
灘神影流さん
たしかに、最強といっても色々ありますしね。一瞬頂点に登り詰めたとしてもそれ以降の方が長いですし。
精神力の最強、これこそいい響き!ですよ。勉強になります!
Posted by シュリ at 2011年11月10日 12:30
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    コメント(2)