空手（沖縄空手）@浜松・静岡（藤枝・牧之原・焼津）

天皇、皇后両陛下は３月２７日午後、那覇空港に到着し、糸満市の沖縄平和祈念堂と国立沖縄戦没者墓苑に
向かい、戦没者を追悼した。両陛下の沖縄訪問は４年ぶりで、皇太子ご夫妻時代を含めて１１回目となる。
２８日は日本最西端の島、与那国島を初めて訪ね、住民と交流した。
２９日は今回沖縄訪問、最後の視察地に空手道世界のメッカを標榜する沖縄空手会館（沖縄県豊見城市）ご選択。
これには翁長武志県知事ら県当局幹部も同席した。

沖縄空手会館 http://karatekaikan.jp/





空手発祥の地である沖縄。
両陛下は沖縄空手の歴史を紹介した展示や、ヌンチャク、トンファーなどの武具を興味深そうに見入っていた。


その後、空手会館の特別道場『守禮之館』では、県指定無形文化財「沖縄の空手・古武術」保持者らが
両陛下へ演武を奉納。上地流の上原武信範士（８８）、古武道の仲本政博範士（８０）、剛柔流の
東恩納盛男師範（７９）の三人の保持者と小林流の眞栄城守信範士（７３）が、それぞれの流派に
継承されてきた伝統の形を披露した。

観覧後、天皇陛下は「（空手が）世界に広まっていて本当によろしかったですね」「これからも空手発展の
ために努められて下さい」と四人を激励。上原さんは「両陛下の前で演武する機会に恵まれ、そして
温かい言葉を掛けてもらって感無量！」と感激していた。　　







Japan News
両陛下、沖縄で空手の演武視察　https://www.youtube.com/watch?v=zQzN44aVCCo

宮内庁などによると、今回１１回目の訪問は、太平洋戦争で激しい地上戦の舞台となり、戦後も
米軍政下に置かれた沖縄の苦難を忘れてはいけない、との両陛下の強い希望で実現したと言う。
来年４月末の退位を前に、在位中の沖縄訪問は今回が最後となる見通し。

翁長知事は、那覇市内のホテルで両陛下に沖縄の伝統文化や米軍基地の現状、経済動向などを説明。
国立沖縄戦没者墓苑で遺族一人一人に歩み寄り、声を掛ける両陛下の姿に「苦難の道を歩んできた
沖縄の歴史をしっかりと記憶し、県民の心に寄り添い続ける大切さをお示し頂いていると思い、目頭が
熱くなった」と述べた。
退位を控えての訪問に、知事は「常に沖縄戦に触れた温かいお言葉、励ましの言葉を県民は賜っている。
平和への大変な思いを持たれ、退位を前にご訪問頂いた。感激と同時に感動している」とも語った。


沖縄では空手が伝統文化として大切にされ、中学校でも空手の授業が行われている。
２０２０年東京五輪で正式種目に採用され、地元の子どもたちの空手への関心も高まっている。

ちなみに沖縄空手会館は、世界の空手愛好家の集うメッカをめざし昨年３月、オープンした。



宮内庁（天皇皇后両陛下のご日程　平成30年1月～3月）　http://www.kunaicho.go.jp/page/gonittei/show/1?quarter=201801
天皇皇后両陛下奉迎沖縄県実行委員会フェースブック　https://www.facebook.com/TennouKougouRyouheika.HougeiOkinawa/

記事引用：　宮内庁ニュース、琉球新報、沖縄タイムス、朝日新聞、毎日新聞、Japan News