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2017年05月08日

結局、空手経験者の目指すところ。

少し時間が経ったが、先日「浜松市空手道連盟(市空連)」の総会があり、
参加させていただいた。


場所はいつものホテル、いつもの宴会場で中華料理が出る円卓スタイル。
そこに浜松市内で空手道場を開く先生方が一堂に集い、コミュニケーション
を図る。

和道流、松濤館流、剛柔流、糸東流の4流派が全空連に加盟している流派で
つまりは組織としても全国で一番大きい、一番人数の多い流派がこの4流派である。
ちなみにこの4流派に属さない流派で市空連に加盟している道場は私たち松林流のみ。
40名超が参加していたが、私たち以外は一切4流派以外の方がいなかった。
参加されている先生方は、ほんの数名の若い方を除きほとんどがお年を召した先生方だ。


いろいろな先生といろいろな話をする中で、一番びっくりしたこと。
それは「空手の原点回帰を望んでいる」方が想像以上に多い、ということだ。

長く空手をやる中で、いつしか競技全盛時代となり、その競技を運営していく中で
毎年のようにルール変更、規定変更が行われている現状。
人数勢力で言えば外国勢に圧倒されている今、海外の意向に沿っていかなければ
いけないのはわかっている。だが、それを甘んじて受けている中で徐々に疑問符が
いろいろな所につき始めている、憤りを感じ始めている、疲れ始めている先生方が
何人もいたのだ。

「もともとの空手ってこうじゃないよね?」

そう思っていても、組織を運営している以上そう簡単には変えられない。
もちろん競技自体が悪いわけではない。競技は競技で大切だろう。
だが歳を重ねてくると、狭い競技の世界だけを見ていくことに疑問を感じて
いる先生方が本当に多くいるのだ。
海外勢の都合よく改変され続けていくルールにしたって、ストレスを感じつつも
付き合っていくしかない。それが優劣をつけなければいけない「スポーツ」の世界
の必然だからだ。


長くやっていくと、様々な魅力を発見するのもまた空手。
競技だけでは満足しなくなるのは、ある意味当然なのだろうな、と思った総会だった。結局、空手経験者の目指すところ。

参考: 
沖縄伝統空手道振興会は、沖縄伝統空手道を継承・発展させるとともに
『空手道及び古 武道発祥の地・沖縄』を世界へと発信して参ります。

 ●沖縄伝統空手道振興会 http://www.odks.jp/
 ●沖縄県・文化観光スポーツ部 空手振興課 http://www.pref.okinawa.jp/site/bunka-sports/karate/index.html






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結局、空手経験者の目指すところ。
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