空手（沖縄空手）@浜松・静岡（藤枝・牧之原・焼津）

最近よく仕事でも私生活でも思うこと。


「弱い犬ほどよく吠える」


昔の人はいい言葉をたくさん残しているものだと感心する。
本当にその通り。

例えばドラマや映画の世界なんかのヤクザ。
安っぽい因縁をつけてきてギャーギャー騒ぎ立てるやつは
大体チンピラ（若い衆）がその役柄だ。
親分や幹部クラスはどしっと構えていて、いざという時に
前に出てきて、重みのある言葉を発して問題を解決する。

例えば企業や会社。
トラブルが発生した時、最後に出てくるのはトップや社長。
そして大概の場合、トップは非常に低姿勢であることが多い。
若手ほどあたふたしてどう対処すればいいかわからず、しまいに
切れて食ってかかってくることもある。


要するに、何事に対してもそうだが、
物事を知れば知るほど、経験を積めば積むほど、
「言葉少なく、人に優しく、丁寧に」なってくる。

それは、言葉だけでは言い表せないことをたくさん知るから。
言葉では相手を説き伏せることができないことを知るから。
「言うことを聞かせよう」と威圧的になるより
相手の気持ちを知り、丁寧に接する方が聞いてくれるのを知るから。



弱い犬とはつまり、そういうことがわからない人間だ。
経験を積めば積むほど、知れば知るほど、簡単には言葉で言えなくなるし
上から目線でものを言えなくなる。
そういうものではなだろうか。
そしてそういうことができる人間にしか、物事は教えれないだろう。


武道を通じて、泰然自若、凛とした佇まいを醸し出せるような
そんな素敵な人間を目指して、日々精進したいと思う。