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2015年04月13日

私たちの想い

私たちの想い

「松林流・拳禅一如の空手道」


沖縄伝統空手道「松林流」開祖長嶺将真先生は長年に亙る血の
滲むような空手道修行の結果次のような結論に達せられました。

「従来、武道修行において心・技・体ということは
常に強調されてきたことではあるが、過去の武道ではたして心・技・体を三位一体とした完璧
な修行がなされていたかどうか、私は疑問を持っている。
心・技・体の「心」を忘れた、物理的な鍛錬だけを長くつづけてきたのではなかったか。
さてそれでは、これまでなおざりにされた「心」の練磨をどのようにやっていくか。
心を鍛えるということは口では言いやすい。が、実際にはどのように鍛えるかということである。
道徳や哲学は学問的には学べるが、体究練磨の武道において、それではもの足りない。
「心」を練るには、日本人の長い歴史と伝統に培われてきた禅、四句百非を絶し、
直下に対象をとらえる坐禅の修行をおいて外に道はない」。

開祖のこの教えをこころとし我々は稽古の始めに15分間の座禅に励むのです。





私たちの想い

「空手を通して思うこと」

                                
「自分にとって空手とは何ぞや」と問われた時、今であればこう答えます。
空手とは一生を通じて自分を向上させるための手段です。
私が小波藏先生に師事して二四年目となりました。思い返せば船内での充実した時間の使い方
を模索していたとき、毎日稽古をしている小波藏先生を見ていたのが、入門をお願いする動機
でした。快く入門を快諾していただき稽古となったわけですが、まず一つに体力が養われたの
は当然ですが、精神的にも自分に対する自信が少しずつついて、物事に臆することが少なくな
りました。
毎日毎日の稽古を通し、「先ず其の心を正し」「空手に先手なし」の哲理の元、忍耐すること、
自己に勝つことの難しさ、また戦わずして勝つ事の意味も理解できるようになったと思います。
続けることの大切さ、継続は力なりを身にしみて感じています。
これまでの自分がどう生きてきて、それを振り返りどう生きていくかを考え、自分の生き方に
自信を持って子供達に誇れる生き方を、空手の修行を通して自分も成長しながら、歩んでいけ
たらと思います。
それこそがスポーツ空手と武道としての空手の違い。
我々の行っている武道空手は、記録の向上を目標とするのではなく、生死の研究といわれると
ころだと思います。  

             


私たちの想い

沖縄では様々な空手の流派があり、それぞれの良いところを尊重して進化して来ました。
空手の原点は沖縄であり、そのルーツは琉球人と島の風土が、手(ティ)を育て研究しながら
空手に発展してきました。徒手拳では人類史上希な武術であり、その歴史を知りながら、本土
との空手、スポーツとの違いを知り、自分のやっていることが本物であることが確認できます。
日本本土で発展してきた空手では、歴史的背景がある中、常に強いか弱いかで判断され、その
ことだけを重要視されてきたのが現状です。しかし、この事が重要ではなく自分自身の信条、
和を大切に相手の気持ちを考えること、自信を強く鍛え自分の考えをしっかりと持つこと、人
格形成に努力し、誠心誠意、空手道に精進すること、自身を鍛えることは身体だけではなく心
を鍛えることだと松林流空手では教えてくれます。

作手道場では小学生を中心に活動しています。子供たちは、それぞれ個性があり個々が異なっ
た考え方を持っているのは良いことです。みんながみんな、右向け右の強制ではこの世の中も
おかしくなっていきます。中には左を向く子がいて初めていろいろな意見、考え、見方ができ
るのではないでしょうか。自分自身、空手を理由に力で強制して、教えていくことはしません。
子供たち本人が自分の置かれた立場、今何をすべきか考え、それに気付き行動していくことが
大切だと考えます。言い聞かせても理解しない子供を、大人が力でねじ伏せて教えることも大
切かもしれません。しかし、力でねじ伏せるだけでは、子供たちは本当に理解してくれるでし
ょうか。嫌になってしまいそこから逃げ出したりするでしょう。その一時の強制が今までの全
てを台無しにしては悲しいことです。話し合うことも必要ですし、子供の考えを理解すること
も大切なのです。それは親であり家族、学校の先生、地域の身近な大人達なのです。全ての大
人が子供達にとって良き指導者にならなくては、子供達の未来も危ぶまれます。大人がおかし
い社会では、子供達もおかしくなってしまうでしょう。子供達と正面から向き合い、人間的な
付き合いの中で指導すべきではないでしょうか。私自身も心穏やかに子供達と向き合って稽古
したいと考えます。

沖縄空手の神髄を含め、皆さんに広く広めるために生涯武道として稽古しています。我々の松
林流空手では殴り合いの空手は行いません。けれど、組み手を行わないわけではありません。
技量により実際の間合いの取り方など護身術を含めたものを稽古しています。形を中心に手の
意味を考えながらの稽古です。スポーツ空手のような華やいだものはありませんが優れた先人
達の築いてきたものを誠実に伝えています。
我々の松林流空手の教えとして「先ず其の心を正して」があります。稽古の始めに座禅を組み
自分と向き合い心を穏やかにするのを目的にしています。本来空手は武道であり、自分の身を
守るときだけ使用するべきものであります。「空手に先手なし」この一首は単に受けて立つこ
とではなく戦わずにして勝つということであり空手修行の信条目的なのです。現在の空手は暴
力的なものもあり、沖縄本来の空手とかけ離れ、勝負主義の勝ち負けのものが多くなっていま
す。その結果、殴り合い、蹴り合いのものになり本来の精神鍛錬の哲学が失われつつあり警鐘
をならしてきました。本来の空手を後生に伝えるべく伝承して行かなくてはなりません。

東海本部長で私の師匠に当たる小波蔵政昭先生はキューバに初めて空手を教えられた方です。
1963年ごろに海外協力事業団(現在の海外青年協力隊:JICA)のマグロ漁船の通信士
として漁業指導のためにキューバに渡られました。キューバ危機直後の激動の時代でした。
共産主義でありながら、人々は皆、貧しくはあれ陽気で明るく暮らす国であります。また、社
会福祉が充実した国であり国民が平等に教育、医療が受けられる国であります。現在のキュー
バはますますの資本主義の介入が進み今や一大観光地になりつつあります。アメリカとの国交
正常化交渉も進みますます変化発展していくことでしょう。




私たちの想い

ようこそ、松林流空手道場ブログへ!
私たちは静岡県内唯一、沖縄伝統派でありかつ、公式HP http://www.matsubayashi-ryu.com/
米国から英語で配信するインターナショナルな世界松林流空手道を学ぶ門下の徒であり、
現在、県中・西部地区七箇所で活動しております。
沖縄四大流派のひとつ松林流空手は、空手界唯一、坐禅を正課に取り入れ拳禅一如な生涯武道
を実践する流派として有名です。
このような流儀が世相に反映し好評なのでしょうね、会員の半数以上は成人男女であり、
なかでも他流派や他武道から移られた方々が多いのが特徴です。
こんなストレス社会のなか、究極、癒され幸せを分かち合うアットホームな健康道場、との方針で
老若男女の多様な要求を満たすよう、日々試行錯誤、努力しております。

○学生会員~学習能力向上(人財育成=将来、安定生活構築のため)
○壮年・熟年会員~美容と健康増進(健康長寿のため)
○高校・青年部会員~武道の探求(護身術習得)
○全会員~身の上相談


(身近に医師・弁護士・僧侶・中高大教員・公務員・会社経営者等々、多彩な職業人が
揃うため、学生の進路相談を含め、多様な悩み解決に向けて親身に対応)

以上、私たちとともに沖縄伝統空手道に接し、健康増進しつつ気の良い内外の仲間たちとの
交流の輪を広げ人生エンジョイしませんか。ご来場をお待ちしております。

<海外姉妹道場>
○米国 カリフォルニア州 Santa Cruz Matsubayashi Karate-Do and Zen Dojo http://www.sczenkarate.org/
○米国 フロリダ州 Cocoa Beach Shorin-Ryu Dojo http://www.cocoabeachkarate.com/
○ニュージーランド Okinawa Shorin Ryu NZ Matsubayashi Ryu-Hombu Dojo http://www.karate-kobudo.co.nz/
○アイルランド White Tiger Martial Arts Dojo
○カナダ Anshin School of Karate http://www.anshindojo.com/

<武歴>
武道歴:通算52年
松林流空手 教士七段
常心門少林流空手 四段
少林寺拳法 三段
静岡県剣道連盟・居合道 初段




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