空手（沖縄空手）@浜松・静岡（藤枝・牧之原・焼津）

「自らを灯明とせよ」



日本は基本的に仏教国です。その仏教でいう所の一番エラい人、
それがお釈迦様です。その人が一番最後に残したという”ことば”が、この言葉です。

「お釈迦様が亡くなった後、私たちは誰を目標とすればよいのですか？」と不安がる
弟子達に「自分自身を灯り（目標）として生きなさい」と。


今日のニュースで、中学２年の男子生徒が母親の交際相手の37歳の男に暴行を受け
亡くなったという記事が出ていました。
半年以上前から暴行を受けていたそうです。親せきや周囲からは別居しろと言われて
いたそうですが、母親を守ると言い続けて別居はしなかったそうです。



なんとも悲しく、腹立たしい出来事。
でも悲しいかな、こんな事件が日々当たり前のように起きてるのが現実の世界。
それだけ今病んでいる人間が多いのかもしれません。


14歳の彼にもし、空手を教えてあげれたら、違った結果になっただろうか？
そんな事も少し考えてしまいました。


最後は自分なんですね。
親も友達も、仲間も、周りの人も、いずれいなくなる。
考え方も好みも意見も、全部違う。
だから結局は自分で考え、決めて、生きていくしかないのです。

塚本先生は子供達に口癖のように「親はいつまでも生きていないぞ」と言われます。
その通り。自分で生きるための「人間力」を持つ大事さに気づいてほしいのです。
身体を、そして頭を鍛えて己に打ち勝っていくチカラを身につけてほしいのです。
人生はサバイバル。悠長に皆で手をつないでゴールしてるようなまやかしは不要ですから。



子供達のみならず大人の自分たちにも、人間力の向上を、これからも空手を通して
伝えていく大切さを改めて思い直した今日この頃。。